【会員紹介】「世界に、そして未来に誇れる企業を目指す株式会社タダノ」

協会活動報告と会員情報
【会員紹介】「世界に、そして未来に誇れる企業を目指す株式会社タダノ」

2025-07-14

私たちタダノグループは、業界のリーディングカンパニーとして、お客さまの安全と地球環境に配慮した新たな価値を提供し、すべてのステークホルダーの期待に応え、企業価値を最大化することで、「世界に、そして未来に誇れる企業」を目指しています。

タダノグループは、「Reaching new heights ~新たなステージへ~」をスローガンに掲げ、「脱炭素化を加速」「新たな領域への挑戦」「 強みを活かしたものづくり改革」「変革を支える足場固め」を4 つの基本戦略とする、新たな3 カ年の中期経営計画(24 - 26)を策定しました。
「脱炭素化を加速」では、2023 年に世界初のフル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT eGR-250N」の販売を開始し、走行・クレーン作業双方でのCO2 排出ゼロを実現しました。環境負荷の無い製品を「Tadano Green Solutions」と位置づけ、ラインナップの拡充と拡販を進め、環境対応をリードしていきます。2024 年には北米市場向けフル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT eGR-1000XLL」、2025 年には世界最大級の超大型クローラークレーンCC88.1600-1 の有線式電動化に成功致しました。これからも益々加速していきます。
「新たな領域への挑戦」として、これまで日本を中心に販売してきた高所作業車の海外展開を始め、新たな領域への挑戦を加速します。昨年2 月に自走式のクローラ高所作業車で日本国内シェアトップの長野工業(現:タダノユーティリティ)をグループ化したことにより、製品ラインナップの拡充、開発・生産面でのシナジー発揮により、新たな製品づくりを進めます。
本年1 月にはLifting Equipment( LE)事業とレンタル事業を持つManitex International, Inc. 社をグループ化し、ブームトラックはじめ複数の LE 製品を持つ Manitex、折り曲げ式(ナックル)ブームクレーンの PM、高所作業車の Oil&Steel、小型電動クレーンの Valla を加え、当社ラインナップを更に幅広く魅力的にし、新たな領域への挑戦を続けています。
「強みを活かしたものづくり改革」では、世界に分散している工場をそれぞれが得意なものへと集約することで品質の向上を図り、タダノブランドの価値向上を図ります。

「変革を支える足場固め」では当社製品を「安心して使える」「長く使える」をキーワードにサービス力強化や、働き手の不足と技術継承問題への備えとして製造工程の自動化・省人化、IT 化促進により、さらなる安全・品質の向上に取り組みます。
また、持続的成長に向けた取り組みとして、サステナビリティ課題への対応と資本コスト・株価を意識した経営を挙げています。
当社では2005 年にCSR 委員会を設置し、企業の社会的責任や環境負荷低減に取り組んできました。2024 年1 月には、従来のCSR 憲章を「タダノグループサステナビリティ憲章」に改訂しました。経営におけるサステナビリティの重要課題を定め、方針と目標、進捗を管理するため、社長を委員長とし、全執行役員を委員とする「サステナビリティ委員会」を設置しています。また各部門における取り組み支援等の専任部署としてサステナビリティ推進グループを総務部に設置しています。
サステナビリティ委員会の下部組織として「リスク委員会」「コンプライアンス委員会」「環境委員会」「人財委員会」の専門委員会があり、全社的なテーマについて取り組んでいます。なお人的資本については人財委員会、気候変動については環境委員会にてそれぞれ対応しています。また、2021 年には、環境委員会の下部組織として「CO2・エネルギー削減部会」「廃棄物・化学物質削減部会」を設置し、具体的な施策検討や各部門の情報共有、長期目標達成に向けた改善継続に取り組んでいます。