【活動報告】「「松下幸之助歴史館」見学会&交流会を開催」

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【活動報告】「「松下幸之助歴史館」見学会&交流会を開催」

2026-07-23

 6月19日(金)に、大阪府門真市のパナソニックミュージアム「松下幸之助歴史館」で、BtoBコミュニケーション研究会・関西支部主催の見学交流会を開催した。施設見学のほか、企業博物館研究の第一人者である粟津重光国際COO交流研究所理事・主任研究員の特別講演、4社による万博報告が行われた。会員20名が参加し、松下幸之助の経営観と大阪・関西万博における各社の取り組みを多角的に学ぶ機会となった。

特別講演で「優れた経営者には
共通の認識がある」と話す粟津氏

 冒頭で粟津氏が、「経営者の矜持─企業博物館から感知できる企業経営者の決断と覚悟─」をテーマに登壇した。企業博物館は単なる成功物語ではなく、創業者が直面した失敗・苦境・決断のプロセスを伝える場であると強調。さまざまなメーカーの事例紹介により、地域貢献や人材育成、技術革新への執念が企業の成長を支えてきたと解説した。特に松下幸之助の「水道哲学」に代表される姿勢が象徴するように、経営者の真摯さと決断力が企業文化の核となり、企業博物館はその精神を後世に伝える重要な装置だと締めくくった。

 続く見学会では粟津氏の案内により、創業の家や歴代製品、経営の転機となったエピソードを実際の展示物とともに体感した。同所を20回訪問している粟津氏は、「少しずつ展示内容が変化し、博物館も成長している」と紹介。参加者からは「創業者の言葉が現代の広報・広告にも通じる」といった声が寄せられた。

松下幸之助歴史館

 後半の万博報告では、パナソニックグループ「ノモの国」パビリオンの企画背景や、資源循環型建築の実践、次世代共創活動の成果が紹介された。子どもたちが自分の可能性に気づく“Unlock 体験” を中心とした展示を構築したほか、99%超のリユース・リサイクルを実現したという。乃村工藝社は展示設計・体験開発を担い、行動分析に基づく160 通りの個別体験や、子ども参加型の共創プログラムを実施。万博を通じて未来世代との共創、企業のパーパス発信の新たな形を提示した。

 大日本印刷はシグネチャーパビリオン「クラゲ館」で展示企画・バーチャル空間構築を担い、多様な来場者が創造性を発揮できる体験を提供。多数のワークショップや共創活動を通じ、「未来のあたりまえをつくる」企業姿勢を発信した。日立ソリューションズは同館の協賛企業として参加し、2050 年の未来都市を来場者と共に描くワークショップを実施。SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を軸に、共創による未来づくりを体験化し、企業ビジョンの浸透と新たな関係構築につなげた。

 最後にホテルで懇親交流会を行い、企業間の情報交換、参加者同士による自社の広報・広告の課題や取り組みを共有する有意義な場となった。